「目」「眼」「瞳」はどのように使いわける?

「目」「眼」「瞳」はどのように使いわける?

モノやコトを"見る器官"として私たち人間や動物の顔にある「め」
この「め」を漢字で書くとき「目」「眼」「瞳」の3つで悩むこともあるのではないでしょうか
どれも同じ「め」のことではありますが、それぞれ意味が違う「め」なんです
今回はこの3つの使い分け方や微妙な意味の違いについてご紹介します

1.目・・・大きく分けて4つの意味で使われてい
     ます
   ① 顔のパーツとしての「目」のみを意味する
   眼球だけでなく周りのまぶた、目頭、目尻の
   全てを含みます
 ②「丸い形」を意味する
   「台風の目」や「サイコロの目」などで
   使用されます
 ③「大事な部分」を意味する
   「目標」や「目印」などで使用されます
 ④ ものごとを「区別する境目」を意味する
   「節目」や「項目」などで使用されます

2.眼・・・大きく分けて2つの意味で使われてい
     ます
 ① 眼球のみを意味する
   日常生活に登場することは少なく、医学、
   生理学、生物学などの専門分野における
   用語として使われる事が多く、専門性高い
   使われ方が一般的。
   メガネを「目鏡」と書かず「眼鏡」と表記
   するのは眼球の視覚機能を矯正するアイテム
   だからです

3.瞳
  瞳孔(黒目)の部分を意味する
  有名な歌詞の中に「瞳を閉じて」と表現
  されていますが本来は…  
      「⚪︎⚪︎が瞳に映る」などが正しい表現と
  なります
 
いかがでしたか?
意味が混同してしまいそうですが、本来の漢字の
意味を理解した上で使い分けができる人ほど
"お目が高い"のではないでしょうか

pagetop